2020年の終わり。アイドルと私。

明けましておめでとうございます。 
旧年中もなんとか生きておりました。
Twitterをご覧の皆様はご存知かと思いますが昨年は「仕事」に尽きる1年でした。仕事しかできなかったというか。
私は葬儀社の人間として「目の前のお客さまの大切な人とのお別れの時間をサポートする」という考えれば考えるほどクラクラするような仕事をしております。
「依田さん、あなたでよかった」と言っていただいたこともあったし、私がよかれと思って申し上げたことがお客様を傷つけていたこともありました。
自分、この仕事続けられる…??と思うことも正直ありますが、大学生のときに描いた理想は未だなんとか裏切られていません。まだ頑張ります。

さて。話は変わりましてジャニーズアイドルグループ嵐が、昨日で活動を休止されました。あまり声を大にして申し上げてこなかった時期も長くありましたが、私は彼らの21年の歴史の中の後半12年ほど、彼らのいわゆる「ファン」をやっていました。
改めて、私にとって嵐が、ひいてはアイドルが何なのか、何だったのか、言葉にすることを試みようと思います。(就職してからこちら、いわゆる文章力、言語化能力が落ちに落ちており目も当てられないのですが試みるだけ試みます)

弊社サイトには社員紹介ページがあります(新米なので最近ようやく載りました)。
「趣味」の欄は、迷った末「アイドルを応援すること」としました(葬儀社の社員紹介そんな呑気でいいんかという疑問はおありでしょうが私はいいと思いますし担当者にも別に何も言われませんでした。)。しかし、私の趣味をより正確に表現するとすれば、「アイドルを応援すること、アイドルに応援されること」なんだと思います。
互いに直接干渉できない彼らと私が、ちょうどよく漠然と相手の幸せを願い合い応援し合うこと。これが私の好きな私とアイドル(私の場合ジャニーズにかなり寄っていますが)の関係性です。

この12年間、彼らはあまりに当たり前に存在し、同じ場所、同じ時代を生きる私を応援し続けてくれました。
嵐に曲を通して「今年もやっぱり最高じゃん※1」と言われれば「今年もやっぱり最高だ」と思えたし、「Everything's alright※2」と言われればきっとそうだと思えました。彼らは「君の胸の中で揺れてた小さな蕾※3」が、「負けないようにくじけないように今※3」歌うことを続けてくれました。

昨日の生配信ライブラストシーン、彼らは「退場」することなく光の中に消えていってしまいました。その演出が、私には彼ら自身が消えてなくなってしまうかのように思えて(私にとってはまさに「死」が表現されたかのようで)大変ショックを受けてしまったのですが、彼らはもちろん消えてなくなっていないし、私は彼らが幸せでいてくれることを願うばかりだし、昨日のライブで何時間もかけて伝え続けてくれたように、彼らの曲たちは変わらず私を応援してくれます。
変わったのは、これまでは「いまどこかで」応援してくれていると思えていたのが、「胸の奥で今日も※4」応援し続けてくれるとこちらが信じる必要がある、ということなのだと思います。
これは十分切なく寂しいことですが、彼らが選んでそれでも私に望んでくれたこと。彼らが幸せならOKです。

嵐についていろいろと書いてまいりましたが、最近実はジャニーズの別のアイドルにも応援されはじめ、かつ私も応援しはじめました。
大丈夫。最強の5人と6人に応援されているので私は無敵、「もうHappy-Glad-Lucky-Loveのフルコース※5」です。

2021年、彼らもあなたも私も、少しでも幸多からんことを願って。

以下歌詞出典一覧
※1嵐「Summer Splash!」詞/The仙台セピア
※2嵐「Power of the Paradise」詞/paddy
※3嵐「サクラ咲ケ」詞/相田毅
※4嵐「The Music Never Ends」詞/Julian Bunetta・John Ryan・Funk Uchino
※5 SixTONES「Laugh in the Life」詞/GAKU